スイカごっこ

今のところ創作の話を少々のびのびゴロゴロと

タタミの絵を描いたときのメモ

タタミの絵を描きました。投稿しました。

 

www.pixiv.net

 

は。唐突過ぎたか。タタミの絵を描くことにした経緯はこちら。

 

www.suika-watermelon.com

 

交換したタタミの3D素材は白黒だったが、色をつけて使った…っていいのだろうか。そういうことをしてもよいのだろうか。よくわからない。禁止されてる感じはしなかったけども。

 

「クリスタの公式が提供している素材と交換する」という謎の縛りを個人的に設けていたため、交換できるものが少なかった。ほかのユーザーさんが作った素材も含めていたら、もっと使いやすくてお手頃CLIPPY額の素材があったのかもしれない。遠回しに公式の素材が高いとディスっているみたいになったが、特にそういう意図はない。ないはずだった。

 

公式にあったタタミの3D素材は、タタミ1畳分の素材と和室の白黒素材だった。部屋だったら自分で描けそうな気がする。んだから部屋は要らぬ。ワシが面倒なのは目なのじゃ。タタミの目をうまく描けなくて憂鬱になるのじゃ。そういうわけで、タタミの目がよくわかる1畳分の素材を選んだ。

 

サイズがだいたい決まっているものだからタタミが欲しいというのもあった。サイズが決まっているものは、画面からハミ出すとさらにサイズ感がよくわからなくなって、描くのがめんどい。んだから素材が欲しい。というわけでタタミゲット。

 

どんな絵を描こう。1畳分のタタミの素材を使った絵。

1畳分のタタミの上に乗って飛んでいる絵を描きたくなった。魔法のじゅうたんみたいに。

しかし戸惑った。タタミ1畳で飛ぶのはマナー違反だろうか?

2畳ならいいのだろうか。そういう問題ではない気がする。

 

検索してみた。

マナー違反かどうかはわからぬ。というかそもそも、普通はタタミでは飛べない。

「結界」という言葉を目にする。和室についての説明だっただろうか、畳のヘリを踏んじゃいけないのはなぜ、それは結界だからです…。そんな感じの。ほかには家の消耗を防ぐ説があった。敷居もそうだとか。踏まずにまたぐだけで家の消耗が防げるというのだろうか。不思議な説だ。

 

しかしそうか、タタミのヘリを結界とする考えもあるのか。そんなこと言っていたら、和室の中は結界だらけじゃないか…。

などと思いながら「結界」で検索すると、茶道のアイテムに「結界」なるものがあることを知る。もてなす側とお客さんの区別をキッチリさせるためのアイテム?だと思う。

 

よし、茶道だ。よくわからんが結界つながりだ。真面目に描くと「茶道を舐めるな」と誰かに怒られそうだから、タヌキとキツネが茶の湯ごっこしていることにしよう。

タヌキちょうどよくね?ぶんぶく茶釜。

 

タタミに茶釜を、ぶんぶくかどうかは知らんが茶釜を載せたくなる。この位置にあってもおかしくないのは、炉釜ではなくて風炉釜なのかな。夏用の釜らしい。というわけで描く絵が決まりました。タヌキとキツネの茶の湯ごっこ。

 

んで、和服…。結局自分で模様を描いたが、浴衣っぽいような、寝間着っぽいような。和風の柄は、無料の素材もあったのになぜ意地を張ってしまったんだ…。

着物の形に関しては、こちらの本を参考にした。

 

日本服飾史 男性編 (趣)

日本服飾史 男性編 (趣)

 

 

めったに和服描かないのについ勢いで買ってしまって、ずっと使えなかったので使えてよかった。この本には女性編もあります。写真が多いです。マメ知識も書いてあります。

小袖の形がよくわからんかったのだが、何も見ないよりはマシになった…と思いたい。

 

 

この時代、小袖は主流となり、高位の人々や庶民にまで広く用いられるようになり、日本的基準の服装がここに成立した。

 

井筒雅風「日本服飾史」p.179

 

と本に書いてあったので、小袖が自然なのかなと思った。「この時代」というのは、江戸時代のことですね。江戸時代の章の初めに書いてあった。小袖というのは…よくわからんが、袖口が小さい着物ですよね。そのまんまですが。

と思っていたら、十徳とやらについての記述が。

 

江戸時代には、大名も小道服にかえて十徳を用いたこともあり、烏帽子・指貫を併せ用いた肖像もあり、茶坊主頭は十徳・長袴、茶坊主は十徳・着流しが普通であった。利休の像は道服をつけているが、時代が下がると道服は正装に、十徳は略装とし、やがて十徳が茶道の人たちの正装になったと思われる。

 

「日本服飾史」p.214

 

茶道の人たちの正装は十徳らしい。十徳て何だ…。本の写真を見ると、黒い、薄手の羽織のことなのかな、という感じですが。しかし中に着ているのは小袖のような。上に着ているものが重要なのですかね。あら。ここまで読んでいなかった…。

 

あと、普通に疑問なんだが、外出時に上着を着るのはわかるが、家の中ではどうだったのだろう。羽織は脱ぐのだろうか。羽織ではないのか、十徳は。茶の湯しているときにも着ているものなのだろうか。詰めが甘くて調べきれていない…。何しろキツネなので歴史とは違っている部分があります。

 

というかなぜ江戸時代の服装を私は描こうと思ったのだろうか。特に好きな時代というわけでもないのだが。茶道が発展したのは江戸時代なのかなあという勘で。調べものが足りていませんでした。

 

というわけで、タタミでした。タタミでチャノユでコズミックな絵でした。

あ、忘れていた。地球は、クリスタの無料の素材を使いました。3Dオブジェクトな地球。月は自分で描きました。自信がないので半分で。

 

そんなわけです。それでは。