夢を見ている。その自覚がある。「いつもの夢」だ。 2年前、実家でボヤを出したときの記憶がねじ曲がったような。 そんな夢をいつも見る。毬鳥(まりとり)理(おさむ)は夢うつつでそう思った。 周囲には煙しかない。焦げ臭い。薄暗いようなぼんやりした視界、…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。