スイカごっこ

今のところ創作の話を少々のびのびゴロゴロと

色について徒然につづる~色彩検定とイラスト~

今週のお題は~「わたしの好きな色」。色…。

特に言いたいこともないんですが、ちょっと気になっていたことを書いてみようぞ。

 

昔、色彩検定3級を取ったのですよ。それはまあ普通に試験会場に受けに行って、普通に受かったのですけども。

2級を取るかどうかで、たいそう迷った。なぜなら、3級を持っていても特に役に立たなかったから。

 

勉強は役に立ちますよ。勉強することで得た知識は、生きてりゃ何らかの役に立つとは思いますけども、資格はどうなんだろうか…。インテリアコーディネーターだとか、デザイナーだとか、ファッションやらメイクアップ関連だとか、何かそっちのほうのお仕事を会社でしている人以外、特に役に立たないのではなかろうか。

 

というわけで取りに行かなかった。2級の勉強も途中で投げ出してしまった。資格試験を受けるということが、勉強のモチベーションを保つ効果を持っているのかもしれない。

 

あと、個人的に、私は自動車の免許を持っていないというのもあった。資格試験を受けるときに身分証明書が必要になるわけですが、色彩検定は、運転免許証を持っていないと試験会場が選べなかったりした。いや、選べるけども選択肢が大幅に少なくなった。自宅から近い試験会場を選べなくて、けっこうな距離がある大学まで電車を乗り継ぎ乗り継ぎして受けに行った。

そのくたびれた記憶から「またこの、電車de大移動をやるのか~」と思ったのでした。

 

1日で試験会場にたどりつける上に、その日のうちに試験受けて自宅に戻れるならまだいいじゃないか、ふだん乗らない路線の電車に長いこと乗る必要があるなんてラッキーじゃないか、鉄オタとしては喜ぶところだろう、そこは。とか思ってみたが、私は鉄道オタクではなかった…。鉄オタの才能がなかった…。なにしろ面倒だった…。そうやって受けたところで資格自体が役に立たなかったし…。

 

昔の話なので、今は違っているのかもしれない。マイナンバーカードが使えそうですよね。いや、覚えていないがたぶん当時、保険証か住基カードを使ったと思うんだけども、マイナンバーカードもそのくくりに入れられそうな気がする。やっぱり運転免許証勢より選択肢が減るのかなあ。調べていないのでわからん。

 

という、心の底からどうでもよい、やる気のない愚痴をこぼしてしまったが、そうではなかった。そういう愚痴をこぼしたいわけではないのだった。だったらここまでの文章削れよという感じもするが、これはこれで実際の経験談だし、まあいいか…。

 

2級の勉強は投げ出したけども、本は持っていた。気持ち的には資格試験対策ではなくて、2級はどういう内容なんだろう、3級とどう違っているのだろう、という興味で買った本。

この本ですね。

  

色彩検定2級逐次解説&攻略問題集

色彩検定2級逐次解説&攻略問題集

 

 

試験対策ではないと言いつつ、タイトル的には思いっきり試験対策本なんですが。

お題の文章書こうかと思って、パラパラと読み直してみた。最初のほうに書いてあることを、絵でやってみるとどうかなと思った。誘目性について。

 

引用してみる。本では穴あき問題になっているので、埋めた状態で引用することにする。

 

見えやすさを決める要因は色だけではない。しかし、色の使い方によって大きく左右される場合がある。そこでは誘目性や視認性などの性質を考慮する必要がある。いずれも対象の存在の発見に関わり、誘目性は周囲の環境の中から人の目を引く効果、つまり「注意を向けていない物の発見されやすさ」のことである。背景が黒の場合誘目性が最も高い色は黄、背景が白の場合誘目性が最も低い色は青紫である。また背景が明度の低い灰色の場合、誘目性が高い色はだいだいである。

 

大橋毅「色彩検定2級逐次解説&攻略問題集」p.59より引用

 

えーと。この本、著者がたっくん★というキャラとなって解説してくれる本ですね。引用部分からは伝わりませぬが、たっくん★という、かわいらしいデフォルメキャラが要所要所で解説してくれます。

個人的な感想ですが、ちょっと失敗した。たっくん★が気になって仕方ありません。どんだけたっくん★が好きなのだろうか、私は。

 

あ、マイ試験本は2012年発行でした。また本が古い…。買ったのがかなり昔なもので。ひょっとしたら最新版と内容が違っているかもしれません。

 

ほかにどんなことが書かれているかというと…、

 

目の構造について。光について。

マンセル表色系とやらの色表記。3級ではPCCSの表記(Hue,Lightness,Saturation)だったのが、マンセル(Hue,Value,Chroma)も覚えてね的なことですかね。

 

そして、配色の技法。

ドミナント、カマイユ、フォカマイユ、ピコロール、ダイアード、トリコロール、トライアド、スプリットコンプリメンタリ、テトラード、ペンタード、ヘクサード。

呪文みたいだ)。

 

あとは、Webデザイン、ファッション、プロダクト、インテリア。

説明する気はないのか私よ…。いや、ここで全部説明してたら、全文引用しないといけない気がして。

 

冒頭で言っていた「気になること」というのは「3級とどう違っているのだろう」ということですね。3級の問題集がもはや手元にないので比較のしようもなく、知りようもなかった。あちゃ~。受かった~!と思ったら油断して、テキストも問題集も手放してしまった。油断大敵、マイ人生。

 

↑で書いたカテゴリは3級でも覚えたと思うんですが、内容が違うのかもしれませぬ。より深く知識が問われるのかも。すんごいあやふや。

 

そもそも何のために色について学ぼうと思ったかというと、私の場合、「カラーのイラストを描きたいけど、素人だし塗り方わからん、色の基本を知りたい!」という動機で勉強し始めたのですね。しかし、あまり活用できていない…。

 

ううむ。私はどうも、勘で色を塗っているようなんだよなあ~。そして勘で塗って失敗するタイプでもあるのだが、理屈で色を選ぼうとすると気持ち的にものすごく窮屈になってしまうという。んだから、覚えたことを忘れるところからもう一度始めるという。そういう、よくわからん現象が起きました。私は、考えながら色を塗ることに向いていなかったらしい。あ~そういうことってあるよね~。(あるか?)

この知識が役立つとしたら、イラスト意外のことに役立つのだろう、きっと。

 

まあ、それはともかく。

 

誘目性を絵にするとどうなるか…というのをやってみようぞ。

注目していなかった人の視線を奪えるような色遣いの絵が描けるのだろうか。

というわけで描いた絵がこちら。

 

www.pixiv.net

 

誘目性が一番高い黄色~赤、そして一番誘目性が低いらしい青紫を使って、わかりやすくするために背景&人物をモノトーンにしたら、なんというか、「何だろうこれ」的な絵になった。

 

目を引く色遣いであっても、絵が素敵かどうかとはあまり関係がないということがわかりました。最近は淡い色遣いのイラストが流行っているらしいのに、彩度も明度も100ですよ。限界ギリギリ★ビビッドカラーズですよ。それはそれで結果がよけりゃいいが、うーん、なんか合ってなくね…黄色とマントが何か…うう、モヤモヤ。ううむ、難しい。勉強になり申した。

 

そうだ、背景に幾何学模様の画像素材を使ってみた。前に使い道に困ったお年玉で交換した。

 

www.suika-watermelon.com

 

畳に使ったあと、半分残っていたお年玉ですね。

 

www.suika-watermelon.com

 

これで端数の19CLIPPYは残っているものの、何とか使い切りました。

お年玉ありがとうございました。誰に言ってるのかよくわからんが。セ…セルシスに。

 

あ、好きな色?

お題は「わたしの好きな色」でしたね。忘れておりました。

 

すべてです。特に「これが好き」で「これが嫌い」という色はありません。

「今、好きな配色」だったらあるかも。最近は明るめのミントグリーンとペールオレンジの組み合わせがかわいいなあと思う。

 

うむ…。勉強した配色の基本を、まったく使っていない。

パッと見て「あ、かわいい、好き」的な色の合わせ方。だって理屈を思いだしているうちに、その配色を見て最初にどういう印象をもったのか、自分でもよくわからなくなってしまうんだもの。

 

まあそうは言いつつ、そういうマイブームは一時的なものなので、来年はまた違う色の組み合わせを好んでいるのだろうと思う。

 

ブログのアイキャッチ用の絵を、最後にドーン。

塗っているのは、自分ちの塀です。

 

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